前回はGW明けで、コロナウィルスの影響もあり、皆が寝るぐらいの時間帯を狙ってライトゲームに繰り出しました。
結果的に魚は釣れましたが・・・
一度シーバスや青物を釣り上げてしまうと、やはり「あの引きが忘れられない」という事もあり、無意識に港内以外に足を運んでしまいます。
とはいえ、去年の今頃はまったくシーバスが釣れておらず、どこにいったらシーバスが釣れるのか・・・まったく分かっていなかったというのが本音だと思います。
そうこうしている内に青物が回ってきたので、ひたすら早朝のサーフ付近をウロチョロ。
それ以外はとにかく夜の港内や河川をチェックしていた様な気がします。
そして釣れなかった。
なぜか・・・
シーバスが港内や河川に居ない訳ではなかったと思います。
ただ、そのエリアにシーバスがが少なかったし、食い気がなかったのでしょう。
シーバスの「居る場所」だけを予想してもダメだったと反省。
シーバスが捕食しているベイトの動きや、何を捕食するのか・・・そしてそのベイトが現れるタイミング。
これも一緒に考えた上で「ポイントを選ぼう」・・・
そう決めたのが前回でした。
どこに行ったのか?
これは今までシーバスが居た港内を観察して予想を立てます。
まず、港内からハクが消えました。あんなにたくさん居たのに。
どこに行ったのか?
おそらく、1つ目は河川を遡上した可能性、そして2つ目は外海へ出た可能性。
この2点。
ちなみに、河川を遡上した可能性について・・・
時系列的には今回の釣行レポの翌々日です。
5月16日(土)に大雨が降りましたが、その翌朝17日(日)にて港内に合流する河川の河口を見てみると、ハクが大量に流されて港内に落ちてきている事が確認出来ました。時間は朝8時を回りお日様も登っていたのでシーバスの姿は確認できませんでしたが、夕方や朝マヅメにチャンスがありそうな雰囲気でした。このことから、ハクは河川を遡上していた!しかし大雨により増水で流されて河口に落ちてきたという事が予想出来ます。ただシーバスが居たかは確認できませんでした。つまり、ベイトの姿が「河口」に確認出来、時合に釣行したとして、ベイトを捕食する様なボイルがあれば、フィッシュイーターは居たという答えに繋がりますが・・・
残念ながら夕マヅメにチャレンジは出来ませんでした・・・
また次のタイミングで答えを導き出せたらと思います。
さて、ハクのポイントは分かりました。多くのハクが遡上している様です。
ハクを観察していると・・・大半のハクが河川の流れに向かって遡上する動きを見せておりました。また昇っていくと予想されます。
大雨の後は、海や港内に隣接するポイントで時合にハクパターン。要チェックです。
ただ、雨が降らないと状況は厳しそうです。これから梅雨に入ると雨がわんさか降ります。タイミングが重要だと思います。
田んぼの水も常に流れているので、ある程度の水量が動かないと水質が悪化していたら魚の活性が上がりません。尚更雨が重要です。
さて、では、それ以外はどこを狙うか・・・
それが二つ目の「外海へ出た可能性」
外海に出た可能性は五分五分
港内のベイトが3月、4月に比べて大幅に減った。
このベイトは河川を遡上したか、外海出て行ったとう予想ですが・・・
正確には水深のあるところに移動したと思われます。
ではなぜ水深のある港内であまりシーバスが見られないのか?
まず大半のハクは川を遡上したと考えます。(よく川にボラがたくさんいるのを見ます。港より川の方がボラが見つけやすいくらいです。)
港内に隣接している河川ではその付近の深場にシーバスが居る可能性がありますが、とは言え、雨が降らないとハク等のベイトが落ちてきません。
しかも潮が動かなかったり、田んぼの水が入ってくる港は水質が悪くなるので魚からしたら死活問題です。ですから、ハクの移動と共に大潮などの潮に乗って、かつそれに乗って入ってきたベイトを追って港湾口や河口付近のサーフに出て行ったと思われます。
河口付近や港湾口なら流れがありますし、潮も良く当たるので、水温が上がってきたらより深場に移動し、捕食の際に浅瀬に移動するという動きがスムーズになると予想出来ます。
ただ、潮に乗って小魚が港内に入ってきていれば、それを追って入ってくる可能性はあります。ですので、港内の水質がある程度良ければ潮の流れによって港内に入る可能性を考慮して五分五分。
まあ、あくまで焼津・志太エリアに限っての予想です。
これが静岡市エリアだとまた変わってくると思います。
外海に出たと想定して、狙い方は?
様はベイトです。
1つは雨が降った後の方が小魚が落ちてきやすいでしょう。
2つ目は満潮を狙う。これは回遊性のベイト(小鯖やカタクチイワシ)が河口付近に接岸するのを狙います。比較的シャローで流れがあるポイントなら満潮に魚が集まる事が昨年のジギングの実績で分かります。
3つ目は水深があるポイントの河口や港湾付近の「干潮」を狙う。満潮のタイミングで回遊してきたベイトが干潮のタイミングでシャローに追い詰められたタイミングでシーバスの捕食が始まる事を想定しています。夕マヅメの干潮は水深のある河口や港湾が良さそうです。
外海の魚が潮に乗って港内に再度入ってきます。むしろハク以外の魚は潮によって港内に入ってくる事が多いと思われます。
さて本題。今回の釣行について
夕マヅメの干潮。河口に入りました。
5月15日(金)
時間は18時
焼津の某河口のすぐそばのサーフに入りました。
天気はやや曇りで、18時ぐらいからやや暗くなってきておりました。
潮は小潮で日中からググっと潮が下がったタイミングでポイントに入った感じです。
風はほとんどなく、潮もやや上がってくるタイミングだったので、そこまで波は無く、水面の動きが良く分かります。
まだ明るいのでとりあえずジグを投げます。
直近の情報でイワシが接岸していると聞いたので、それに着いた魚が居るかどうか・・・まずはリアクションで誘ってみます。
基本的にサーフポイントより消波ブロック(テトラ)周りの方が魚が居る可能性が高いので、消波ブロック周りを探ります。
ジグはジャクソンのフォールエディション 20g(30gでも良いですが手持ちが20gしかなかったです)
キャストしてボトムからワンピッチジャークしていると・・・
「!?」
一瞬根掛した様に重くなる。
次の瞬間ドラグが「ジーーー」「ジーーーー」「ジーーー」と連続で出る!
HITしてる!!しかもこれはシーバスの突っ込み!
あまりしっかりフキングできなかった感じなので、テンションを緩めない様に竿を立てるも相変わらず突っ込みが激しいので、ドラグを緩めると「ジーーー」「ジーーー」「ジーーーー」と連続して出てく。
ドラグはある程度出して問題ない。最初はとりあえず走らせる。
ってyoutubeのシーバスを釣る動画で見たイメージだったので、少し緩めて竿ラインのテンションが緩まない様に保つ。
だんだん落ち着いてきたので、少しドラグを締めて巻いてくる。
手元まで来るとまた暴れてきたので、再度ドラグを緩め、竿を立てて水面に浮かしつつ手元へ寄せる。
ちなみに消波ブロック帯なので、潜られたくないのと、波に押されて根が掛かり、根スレが心配。とにかく次の波で足元に寄せる!!!
・・・
しまったタモがない!!!
・・・・
フィッシュグリップだけある。
しょうがない。
濡れる覚悟で波打ち際に入るしかない。
次の波で・・・・
よし寄ってきた。
「ジャブンっ!!!」
よし掴んだ!!!とったぞーーーーーー!
なんとかキャッチできたシーバスは初の60cm(ジャスト)!
ズブ濡れだけど・・・
サーフだからタモ持たずに来てたけど、フィッシュグリップだけは有って良かった!ありがとうフィッシュグリップ
狙い通りに魚が居たのでよかった。
やり取りしている際に他にもボイルがあったので、まだまだ魚が居たと思われます!
計測した魚を海に戻すために、すぐ横のシャローエリアに行って魚を無事に海に返すと・・・
「!?」
魚が打ち上げられている!!!
カタクチイワシ!!
9cm前後のカタクチイワシやら小鯖やら浜に打ち上げられてました。(ピンボケですみません。)
恐らく接岸していたイワシ達が、潮位が下がったタイミングでシャローに取り残されたのでしょう。打ち付ける波が強くて戻れないのかな?
とにかく答えが分かりました。
だから反応が良かったのでしょうね。
結局ベイトにかなり影響されるという事ですね。
いかにベイトが居るポイントを見つけるか。
この日は僕しかポイントに居ませんでしたが、いつでも釣れるとは限らないので、いくつかのポイントから的を絞る為の予測が大事になると思われます。
青物と狙うポイントは被るけど・・・
個人的にシーバスはある程度暗がりでないと食ってこないイメージなので、夏にかけての朝マヅメは余程早朝出ない限りシーバスは食ってこないと思います。それこそポイントに朝4時に海に入って5時半ぐらいまでとか・・・
だったら夕マヅメに入る方が良いと思います。体力的に楽です。
逆に青物はある朝から多少日が昇ってからでも良い感じです。潮の動きに合わせればコンタクトがある可能性は高く、大半がリアクションバイトになるので、ルアーがキラキラとアピールするには、ある程度日が出ている方が良い気がします。
過去の実績でも釣れた時間帯は6時45分から7時半と、夕方なら17時~18時半ぐらいだった気がします。ルアーアクションも大分スピーディーになるので、視認できないくらい暗くなってしまうと食いが悪い気がします。まあ夜でも釣れるケースもあるみたいなので一概には言えませんが、短時間で釣果を出すにはこういった組み立てが重要になります。とにかく朝は余程早くポイントに入れない限りは狙う魚をしっかりイメージしたうえで釣行しないと厳しい気がします。
釣り部29 大井川でジギング、メタルジグでワカシ(ブリの幼魚)を釣る!!
朝は青物。夕方はシーバスメインでポイントを組み立てて見ると初夏から夏の終わりにかけて短時間で、かつ快適に釣果を伸ばせる様な気がします。
これから暑くなるので、体調を崩さない様に釣りを展開しつつ、釣れたらモチベーションも上がりますからね。
良い釣りを。
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