ライトゲームを楽しむための秘策・・・【釣り部164】

ライトゲームを楽しむための秘策・・・【釣り部164】

どうもこんにちわ。

2023年になりましたが、楽しい初釣りはお済ですか?

大物を狙ってサーフに通い、見事魚を釣り上げている人も多々いると思いますが・・・

大半のアングラーは寒さに耐えきれず港内でライトゲームをやる方も多いと思います。

以前からライトゲームの釣行記事内で書いている通り、港内の常夜灯をランガンする事が釣果の秘訣とお伝えしてますが、やはり人気のポイントとなると中々入れないですよね・・・

そんな方にへオススメなのが今回の秘策。

メインターゲットはアジやセイゴです。

秘策の前にライトゲームで釣れやすい条件をおさらい。

その①

なんといっても大潮の満潮を狙いましょう。

大潮は潮も動くし、何より港内の水が一気に動くタイミングなので、水の入れ替わりと同時に魚が港内に入ってきます。

その②

水深のあるポイントで人気のない場所

個人的に人気(ひとけ)のない場所程、魚の警戒心も薄いので釣りやすい。さらに、水深があれば、表層に魚っ気が無くとも中層、ボトム付近に魚が溜まっている可能性が高い。

その③

プランクトン・マイクロベイトが溜まりやすい場所

今回の秘策、もしくはライトゲームにおける常夜灯狙いが最も効果的になる理由として、プランクトの存在が欠かせません。

アジなどの魚が表層に浮きやすい状況としてはプランクトやマイクロベイトの存在があります。

例えば冬場なら、風が一番あたるポイントには、風によって流された表層の水に押されてプランクトンが集まりますし、大潮の満潮時には湾奥に溜まる場合があります。

そういった場所では常夜灯が無くとも、少ないながらもボイル音が発生したりしています。

ただ、常夜灯がないと魚がルアーを見つけられなかったりするので、反応を得るのに時間がかかります。

そこで秘策。

これは必ず周りにアングラーが居ない事を確認して行ってください。

その②の条件の人気(ひとけ)のないポイントを重視すれば、問題ありませんし、実際よりも潮が良くあたるポイント、潮通しの良いポイント付近であれば効果はあるはずです。

夜の釣りには欠かせないヘッドライト

ルアーフィッシングをやる方は、必ずと言っていいほど持っている物「ヘッドライト」

これを使います。正確には2つ使います。

1つは自分の頭につけて・・・

もう一つは岸壁に置きます。

もうお分かりかもしれませんが・・・

皆さんは集魚灯というものをご存じだと思いますが。

これと同じ効果をヘッドライトで代用します。

ただ、集魚灯は海に沈めるものですが、ヘッドライトはただ岸壁に置くだけです。

さらにヘッドライトの方が、水面に明暗を作るので常夜灯と同じ効果を生みます。

ナイトゲームでルアーフィッシングを行うには明暗はかなりアドバンテージです。

集魚灯ではこれを作る事が出来ませんし、足元付近に寄せるので、かなり餌釣り向きと言えますが。

ヘッドライトなら角度を変える事で岸から10m程沖ぐらいまでスポット調整する事が可能です。

え?

そんな事したら魚の警戒心が増して釣れないじゃん?

って思う方も多いと思いますが・・・

ではなぜ常夜灯で魚が釣りやすいのか?

そうです。

魚は不審な光を怪しみますが、常に一定の場所を照らしている光には不信感を抱かなくなります。

むしろアジや太刀魚といった魚は光に集まる修正があるので、固定した光にはむしろ集まってきます。

(ただし、クロダイなどは光を極度に嫌うので、絶対に光をあてない方が良いです。)

そこでヘッドライトを固定。

ただ、これ。

絶対周りにアングラーや人気(ひとけ)が無い場所でやってください。

中には光を消して獲物を狙っている方、暗闇で大物を狙う方もいます。

夜の海なら、常夜灯の下以外でしたら人気のない場所を探す方が簡単だと思います。

さらに潮が動くタイミングで移動する事も出来るので、常に潮の当たるポイントを探しながら行う事が可能です。

水面を照らすヘッドライトは、光量を調節できるタイプの方がいいかもしれません。

そして、自分が使うライトは、赤色の物か、赤と白の切り替えが出来るタイプが良いです。

なぜなら、自分のライトを水面にあててしまうと、不審な動きをするライトが発生した事で、魚の警戒心が増してしまうからです。

赤色のライトでしたら、魚は認識しずらいので、赤色ヘッドライトを使用する事をおすすめします。

(赤色の光に対する魚の視認について 記事:なぜ、魚は赤い光を警戒しにいくいのか?(加筆)「FimoHPより」)

赤色と白、両方使えるタイプ↓

個人的には充電式がおすすめですが、自分が使っているのが現在在庫切れ・・・

参考リンクだけ張っておきます。

水面を照らすタイプで、Goproにも使えるライトも多様性があって良いかもです。

そんな「秘策」というほどでは無いかもしれませんが、寒い時期を狙った釣行のとっておきぐらいに思っています。

では釣行記事。

人気(ひとけ)も光もない湾奥でアジング

まずは河口をチェック。

残念ながらクリアウォーターで風も穏やかだった為、魚っ気は全然なく、1時間キャストするも反応なし。

満潮から1時間立った時点で港内へ移動。

時間的には19時を回って、あたりに常夜灯も無く、暗闇の水面をライトで照らすも魚の姿は見られず・・・

ライトを消してしばらく当たりを見回していると、「バシャ」とそこまで大きくない魚のボイル音。

サイズ的にはセイゴかカマスかな?と思い、0.6gのジグヘッド+ワームで探るも反応が見られない。

その間も「パシャっ」と魚の気配は感じられる。

なんとか魚の姿だけでも見たいと思い、ライトを照らそうと思った際に、ふと・・・ヘッドライトを常夜灯の光に見立てることができないかと思いつき・・・

岸壁にヘッドライトを固定。

【ヘッドライトを岸壁に固定(光あり)】

有り合わせの物で常夜灯を再現。

【ヘッドライトを岸壁に固定(光なし)】

このまま固定していると・・・

しばらくするとセイゴらしき魚が足元で「パシャ」

さらに、ライトの一番当たっているポイントまでやってきて表層を漂い始める。

尻尾が黒いのはセイゴ。さらにアジの様な魚も見えてきたので、満を持してキャスト。

ヘッドライトの光で出来た明暗の「暗」の部分にキャストして、ゆっくりとリトリーブしてくると・・・

「ググ」っアタリが合ってドラグ音!

水面から出さずにゆっくりと足元に寄せ、釣りあげると・・・

20cm前後のアジ!まあまあのサイズ!

通常ならなかなか釣るのが難しいアジも、ライトで魚を寄せる事で、レンジの概念も省略。

魚が認識したうえで釣る事が出来る楽しさ、人が居ない所を選んでいるので、自分だけの釣り堀感が溜まりません。

水深があれば、基本的に魚から警戒されずらいのと、ライトの位置を考えれば、自分が釣りやすい立ち位置を選択できる。

まさしく秘策です。

そんな感じで、どんどん魚が集まってくるので・・・

小さなセイゴちゃん

またまた量型のアジ。

こんなことなら河口で粘らず早々にこの釣りを展開しても良かった!

夜も更けるほど寒くなるので、夕マズメの日が沈むタイミング、満潮から下げの1時間程などで、魚の反応が無いようなら試してみる価値あり!

あくまで裏技ですし、上に上げた条件も個人的な目安なので、魚が集まりそうな場所は個人で調査する必要はあるかもしれません。

魚はいそうだけど、夜になると光が無くなり釣れなくなる様な場所を見つけて、

周りに迷惑を掛けない様に気を付けてやりましょう!

この日は濁っていたで黒系やチャート系が反応が良かったです。

水が澄んでいたらクリア系でも良いかもですね。

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