こんにちわ。
前回の記事にて「シーバスを狙って釣ろう」と宣言し、「このルアーなら釣れるんじゃないか?」って紹介をさせて頂きました。
それで今回の記事に至る訳るのですが・・・
釣れました!
この激渋の4月、春のマイクロベイトパターンにて、シーバスが居る(捕食する)ポイントを予想し、探し当てる事が出来ました。
しかしながら、次回同じ状況で釣りが出来るかはわかりませんので、釣れた際の状況整理から始めます。
釣行日の状況
まず、4月14日、17時スタート、最終的に19時まで釣りをしました。
潮は小潮の干潮から上げている状況ですね。

場所は外海に面した港湾口です。潮が上げてきていたので少しずつ波が高くなってきており、時折テトラに激しく波が打ち付けられ、いい感じのサラシが出ておりました。
ハクが波に押されてテトラに寄せられる
沖から波が当たっている為、テトラから5mぐらいを泳いでいるハクが波に押されて逃げまどってます。一見何かに追われているのか?と思うように水面から飛び跳ねておりますが、一定方向に皆飛んでいるので、恐らく追われているのではなく波に押されているのだと思います。
実際、逃げているハクの周りにルアーを通してもまったく反応がありませんでした。
明るい内はテトラの際でボイルが・・・
ハクが波に押されてテトラの際(大体1m前後)を集団で泳いでいると、時折シーバスのボイルが発生!
ボイルがあったポイントより少し先にルアーを落としてスローに引いてみる。
使用したルアーはダイワのミドルアッパー。
しかし、着水してから手前に引いてくるまで特にアタリは無く、とはいえ、足元で食ってくる事もあるので、ゆっくり表層を泳がせるように回収しようとすると・・・
「ボコンっ」(ガブっ!)(二度噛み)
濁った海から突如シーバスが、足元の表層に浮かんでいるルアー目がけてバイト!
ルアーを食べ、体をくねらせて潜ろうとした所で「合わせ」を入れると、食いが浅かったせいか、フッキングが浅くバレてしまった。
一瞬の出来事ですが、確かにシーバスはハクを捕食している。
その後、同じポイントでボイルする事は無くあっという間に時間はすぎ、時折ルアーを小突く様な当たりはあるものの、日が沈むまで釣れる事はありませんでした。波が高くなってきたので、テトラ際からハクの姿も無くなった様な気がします。
どうやら明るい内はテトラの際から離れず、時折ベイト目がけてアタックする様な食い方で、かなり慎重な印象でした。
前回の釣行記事(釣り部78 早春のシーバスマイクロベイトパターン攻略!)でも、明るい内に釣れたシーバスはテトラの際をスローに流していた際にヒットしました。「スロー」の目安はハクの遊泳と同じぐらいの速度です。しかも表層で食ってきます。
恐らく表層を漂うハク目がけてボトムやテトラの影からバイトしていると思われるのがデイでのパターンです。
夕マヅメ、暗くなってきた
アタリが暗くなるにつれて、もはやハクがどこを泳いでいるのかは分かりません。
テトラ際にミドルアッパーを通すも反応なし。
ここでルアーをチェンジ。
少しだけアピールを強くしたい
ミドルアッパーでは少しだけテイルがブルブル震える感じで、基本的なアクションはストレート。
暗くなってきたのもあり、もう少しアピールを強くしたい、かつ、表層をゆっくり漂わせたい。
という事で ima SASUKE 95 SF にチェンジ。色はアカキン
(SF = スローフローティング)
サスケは水面直下をゆらゆらと泳いでくれる。(imaレンジ表)
ゆっくりと浮上するルアーなので、スローリトリーブや波を受けている限りは決まったレンジを泳いでくれるし、何よりスローに引いているのにウォブリング+ローリングのアクションが絶妙。
港湾口から外海への流れにのせて泳がせる。

港湾口から外海に向かって流れが出来ており、流心付近でボイルが起きていたので、サスケをアップクロスにキャスト。(赤い矢印)
流れに載せてスローリトリーブ。黄色の丸の中ぐらいを目指して流していきます。(黄色丸:おそらくシーバスがベイトが流れてくるのを待って捕食しているであろうエリア)
1投目で、流れの速度を見ながらスローにリトリーブしていると、テトラ際の表層でサスケをバイトする姿が見て取れた。
これは釣れそうな雰囲気です。
完全に捕食のスイッチが入っている様子。
予想より流れが効いており、流れが波に押されてテトラによりすぎてしまうと根掛が怖いので、2投目は若干垂直気味にキャストしてスローリトリーブ(流す)と・・・
「ゴンっ」
竿に当たりが伝わると同時にドラグがチリチリと出る!
エギングロッドでナイロンライン、さらにドラグを少し硬めにしていた為、合わせはそこまで強くなかったにしても、シーバスの突っ込むような当たりがいい感じにフッキング。
そのあと強烈な突っ込みが始まったので、少しドラグを緩めると程よく走る!
がっつり針がフッキングしている様で、伝わってくる抵抗になんとなく安定感がある!
若干港湾口の方にシーバスが移動したので、タモ入れ出来そうな位置に陣取り、魚を少し疲れさたら手前までゆっくり寄せます。
大分疲れた様子で大人しくなった所をネットイン。
当たりが薄暗くなりかける前だったのででライトをつけるのを忘れてしまい、ネットインに少し時間がかかりましたが・・・

尻尾から飲み込んでいる所を見ると、ルアーが流され、ラインの抵抗で反転してから食ってきているのが分かります。

捕食のエリアでうまく反転させる様にキャストするのがポイントなのかもしれません。

サイズは50前後ですが、丸々太ったヒラスズキ。体高もあり、元気な魚でした。
とりあずサイズはあまり大きくなかったのでリリースして、釣り続行。
同じ様にキャストして流しながら引いてくると・・・
「ゴゴン」
時合というか、パターンがハマってるのか再度アタリ!!!!
「ジーーーーー」「グン」「ググ」
あっ・・・ドラグ緩めたまま!!
・・・
やはりフッキングが甘いとバレてしまいますね・・・
釣れた後や、釣行前はしっかりラインを引っ張ってドラグ調節しないとダメですねー・・・(やってしまった)
誰でもヒットした直後は体が反射的に竿を立てて、軽く合わせが入ると思いますが、フィネスの釣りの場合、フッキングが甘いと簡単にバレてしまうのはもちろん、そこまで強くない抵抗でも針が伸ばされてしまう様です。これはメーカーに依存する訳ではなく、しっかりフッキングせず、力のかかる点がズレてしまうと起こりうる事象との事です。(トレブルフックを例に出して説明しているサイトがコチラ:fimo 【東京シーバスネットー村岡昌憲】
次回は気を付けます。
もう一つ試したかった点
実はフックをシングルフックに変えていました。
故に、シングルでフッキングがしっかり決まっていた為、やり取りが非常に安定してた感がありました。
トレブルフックからシングルフックに変えた事で、ルアー重量が多少変わりますが、コンマ数グラムの差なので、そこまで影響はありませんでした。

スイム姿勢やアクションの弊害があると思い、鉛板で調整してみましたが、目視での違いは確認できませんでした。

リップレスミノーに関しては、トレブルフックからシングルに変えて軽くなった方がスローに泳がせた際によく動いてくれるような気がします。(お風呂場で泳がせてみた感想です。)
逆に流れが強い所で使用すると破綻する可能性はありますが、もともとリップレスミノーは流れの影響が少ないポイントでフィネスに見せる事に特化していると思うので・・・僕のエリアでは問題ない気がします。
まあ流れの効いたポイントではレンジが深いルアーやシンキングを使用すれ良いでしょう。
問題はサスペンド系のミノーですが、こちらもそこまで影響は無く、リアとフロントのフックで同様の重量の物を使用してれば問題ない様です。
むしろお風呂場で確認している際に気が付いたことは・・・飛距離を出す為にボールが入ったルアーに関しては、着水してすぐにルアーを軽くジャークしないと後方に重心が偏った状態でスイムしやすい・・・とか、どのくらいのリトリーブリトリーブスピードのからアクションが入るか・・・などの確認になりました。
話は逸れましたが、フッキングの観点。
「掛ける」という意味では確率は下がると思いますが・・・
根掛のリスクはシングルフックの場合かなり軽減できる気がします。
水中に沈んでいるストラクチャーや流木、海藻類に絡まる確率や、絡まった後の回収率にかなりストレスを感じなくなりました。
一つ一つが高価なルアーだけに、ロスト率が下がる事はかなり釣りに対してアドバンデージに働く気がします。
あとは、ルアーBOXの中の収納率が倍ぐらいになります。取り出しの際に絡まるストレスも軽減!!これは大きい!!
針は「がまかつ シングルフックシーバス 3号」
(100mm以上のルアーは1号を使用してます。)
お試しあれ
コメントを書く