冬季(1月から2月の寒い時期)のシーバスフィッシングについて考察【釣り部120】

冬季(1月から2月の寒い時期)のシーバスフィッシングについて考察【釣り部120】

こんにちは!

相変わらず寒さの厳しい日が続いてますね。

たまに「今日は暖かいなあ~」なんて日があると強風が吹き荒れ、風が収まったと思ったら雨が降ったりと・・・

暖かい日や寒い日が4,5日おきに入れ替わり訪れるのが今の季節。

それを・・・

「三寒四温」

三寒四温(さんかんしおん)とは冬季に寒い日が3日ほど続くと、そのあと4日ほど温暖な日が続き、また寒くなるというように7日周期で寒暖が繰り返される現象。朝鮮半島中国北東部に典型的に現れる現象で、日本でもみられる。一般に寒い日は晴れで、暖かい日は天気が悪い。日本では本来は冬の気候の特徴として使われたが、最近では春先に使われることが多い。
 ※wiki参照 

というそうですね。子供の頃授業で聞いたような気がしますが、最近思い出したのでさっそく使ったウンチクです。

そんな気候で釣りに行きずらいですが、そんな状況でも釣果をあげたいのがアングラー。

前回の記事:冬場の魚を求めて釣りをするとしたら?おすすめルアーは・・・【釣り部119】では、そんな貴重な一匹を釣りあげる事ができたのですが・・・

なぜ釣れたのか?という疑問に対する回答は以下の様に記載しました。

  1. 気温が高い
  2. 風が弱い
  3. 深夜

しかし、この記事では自分が釣りをする上で「出来るだけ辛くない」という事を前提に書いている内容でした。

魚が釣れる」という可能性の話をすると少し漠然としすぎています。

厳寒期に魚(シーバス)を釣る」そこの所を今回の記事で考察してみようと思います。

冬場に釣果をあげるためには?

もともと自分の中でも「そうなんだろうなあ~」という答えはあったのですが・・・たまたまyoutbueの動画で同じような内容を取り上げてくれていたので参考動画として下記に掲載させて頂きました。

合わせて紹介します。

水温が暖かいポイントを狙う

都心部であれば工業排水が流れ込むポイント。

地方でも工業排水が流れ込む河川もあると思います。しかしながら、そういった暖かい排水も常に流れている訳ではないですし、流れ込む量によってはそこまで水温に影響を受けないケースもあるので、これは特殊なポイントになると思います。

では人為的な要素を省いた自然界の中ではどうでしょう?

これも動画で上がれられておりましたが、水温の変化がキモとなります。

淡水と海水では海水の方が暖かい

淡水というと河川を流れる水にあたると思いますが、それらの水は基本雨が降って山に溜まった水が流れ落ちてきます。

という事は雨として落ちてきて山から川を流れてくる間に外気温の影響をモロに受けると考えると、特に冷え込んだ日中ではかなり冷たい水になる事が想像できます。

ですので、よほど流れが緩く水深がある川の流心・ボトム付近以外では、河川でのシーバスはかなり厳しいと思われます。

現に河川を中心に攻めるアングラーの方は「居そうな場所」として「水門」や「排水エリア付近」をポイント打ちするとおっしゃってますね。

じゃあ海水エリア、サーフや港に行けば釣れるのか?というとそうでもない。

釣れるとは思いますが、それだけでは釣れる可能性がかなり低いというのが現状で、「気温が高くて雨が降って濁りが入ってベイトっ気がある」とかなら釣れ可能性はあがりますが、そのパターンは冬季だけではなくいつの時期でも一緒のパターン。

ではどんな場所やタイミングを狙っているのか?

水温が上がって、かつベイトも接岸しやすい状況は?

そもそもこの時期のシーバスは、産卵の個体は沖の深場に出てしまってます。

残っているシーバスは水温の低下によりかなり活性が低くなっています。

そんなシーバスでも捕食はしなければならいなので、流れのポイントで動かず魚を待つスタイル。つまりボトムに張り付いている事が多い。

そんなシーバスのスタイルはとりあえず置いておいて!!

まずは「水温が安定するポイント・タイミングでかつベイトが集まりやすい」という点だけ考えてみます。

これが今回のキモで・・・

まあベイトが集まりやすいというと河口だと思います。

でも河口って淡水が混じるじゃん!!

じゃあどんなタイミングが良いの?

この時期(冬季)は海水が動きすぎない方が良い!

という事!

これも動画でも言ってましたが、

まずベイトでありそれを捕食するシーバスだったりが接岸する・捕食する上で水温が低いと話にならない!!

今の時期海水の方がまだ安定している!!

様はあまり潮が動かない日で、淡水がエリアに入ってきづらい小潮、長潮が良いんじゃない?

という事です。

基本的に流れがある「大潮の干潮前後とかに釣行に行くのが良い」などと言われますが、この時期に限っては潮が動きすぎて、かつ淡水が混じりやすくなるポイントは著しく水温が下がりやすい。

確かに水温だけで考えたらそうだと思います。

人間に例えたとして、わざわざ寒い所で美味しい盛りソバを食べるより、暖かい部屋で盛りソバを食べたいですよね?

・・・

現に前回の記事:冬場の魚を求めて釣りをするとしたら?おすすめルアーは・・・【釣り部119】にて釣れたタイミングを潮のタイドグラフで見てみると・・・

1月20日は小潮で、満潮からの下げ初めの1投目だったんですよね!!(釣行開始が23時40分ぐらいでした。)

居つきのサイズ。

逆に、

これは1月29日の金曜日で、夜の21時から干潮を狙って釣行に行きましたが、まったく釣れず。場所はまったく同じポイントです。

大潮で潮も動いていたので何かしらの反応はあるかと思いましたが特になし。

日中は風も穏やかで非常に暖かい日だったのですが、河川の水はとても冷たく、まだ満潮までの上げが効いたタイミングだったらチャンスはあったのかな?と思いますが・・・

という実釣からも頷ける理論だったので今回考察という形で紹介させて頂きました。

あとは投げてみるしかない!

とりあえず居そうな条件であるポイントに着いたら・・・

あとはルアーを投げるしかないですね。

その点は動画で皆さんが言っているようにボトムなんかから攻めてみると良いかもしれません。

かつ、なるべくゆっくり誘う。

あとは水深10mのエリアなのか水深2mのエリアなのかによってルアーを変える必要があると思いますが・・・

そこに濁りだったりベイトが絡んでくるようなら他のシーズンと同じようなルアーの組み立てでも釣れるとは思います。

上げ潮の方がベイトとなる小魚も寄りやすいと思いますし、

兎にも角にもこの時期は潮位があまり変化しない日の満潮を狙ってみましょう。

ちなみに

あくまでシーバスに限った話だと思いますので、個人的に朝マズメは厳しいと思ってます。

夜のうちに水温がかなり低下しているからです。

上げが効いた満潮の早朝で、水深が結構あるポイントならチャンスがありそうですが・・・

水深があまりないし、河川の流入が絡むようなポイント付近は可能性が低くなると思います。

逆に青物や小型の回遊魚を狙うのもおもしろいとは思います。

まあ、朝は冷えるし釣りに行くには厳しいダケなんですけどね。

シーバスカテゴリの最新記事