前回の記事で河川の調査をしましたが、今回は実釣について書きたいと思います。
河川の調査をしたきっかけは、梅雨頃から夏の終わりにかけて、港内で釣りをする事が多かった昨年、まったくと言っていいほどシーバスの姿を見る事が出来ず、それでもショアジギングが盛んになっていたので、朝・夕マズメはサーフでジグを投げ、夜は漁港でアジングをする事で釣果が得られていたので満足しておりました。
昨年の秋にシーバスを少しキャッチ出来て、さらに今年に入って春のマイクロベイトについたシーバスを追いかけて、とりあえず釣果をあげる事が出来たと同時にフッコサイズ以上のシーバスの引きの強さに魅せられた事がきっかけで、「なんとか夏場に釣果をあげてみたい」という一心で調査を開始しました。
7月も終わりを迎え、梅雨も明けると同時に降水量も落ち着いてきたので河川の濁りも大分薄くなってきたので、ある程度流量・流速がある焼津の河川でチャレンジ。
前回の調査で目星をつけたポイントで夕方にIN
とりあえず水深を測る意味で10gのジグヘッドにワームをセットしてキャスト。
結構流速があるので、ある程度ゆっくり巻かないとトップウォーターのように水面をはねながら回収する形になってしまう・・・
入ったポイントも上流はひざ下ぐらいしかなく、自分の立っている場所から落ち込みがあり渓流のごとく流れるようなポイントで、ダウンにアプローチするしかないような場所。
じゃあポイントを移動すれば良いかというとそうでもなくて、そもそも夏場にシーバスを河川で狙う前提として、「流れが効いてる事」、「流れてくるベイトを待ち受ける地形の変化や水深がある事」を前提にしていたので、今回そのポイントに入るにあたってダウンでのアプローチがメインになりました。ただ、ポイント的にはかなり雰囲気が良いと感じたので、1時間くらい粘ってみました。
時間的には仕事終わりから日没までという事で、大体1時間強。
この時間的縛りもあり、川幅が30mもないような小規模河川の浅瀬に、日中はシーバス着いている可能性が低いはず。なぜなら浅瀬に行くほど流速は落ちるし、同時に水の循環の問題で水質も快適とはいえなくなります。じゃあ流速が早い浅瀬はというと、「浅くなる=ストラクチャーがない」為その場所に維持する事が出来ないので、期待できないでしょう。
ということで「流が効いている先が深くなっているようなポイント」を探し、実釣してみようか・・・
というくだりです。
とは言え、結構な流れの中で待っているとは思えないので、流れの波が消えてモワモワしている辺りにルアーを送りたいのでフローティング系のミノーでポイントまで流して、そこからスローに回収してましたが。
が・・・
流している最終は特に食う気配はなく、回収するに至っては足元あたりから流れが強すぎて10gのワームの時同様に・・・もはやゴミを回収している様な手応えでルアー本来の動きは期待できない。
じゃあダウンにバイブレーションを投げてみよう!という事で投げるも、流れが緩やかなになった先からシャローが続くのである程度早巻きになり、ながれの強いポイントまでくると、ゴリ巻きしてもどんどんルアーが浮いてくる。
どうしようかな・・・
ダウンに投げて少し沈めてそこからゆっくり巻いてきて、流れに当たってもある程度水面下を引けるルアー
そうすると・・・
シンキングで・・・
リップレスで・・・
まあシンペンしかないですね。
それでシンペンを投げてみたけど、やはり流速の事もあってかなりスローなアクション・・・
お尻が下を向いてバタバタするだけなので、見切られている感がすごい。
再度悩んでいると・・・タックルの中のあるルアーに目が・・・
それは・・・
スネコン90S
たまたま中古600円ぐらいで売られていたのを即買いし、タックルボックスの中で眠っていたルアー。
「このルアーの良いところはスローシンキングで流れに対して不規則なS字を描く」
この動きは流れをいなすような動きとともに水面から飛び出しにくく、いかにも流速の中を泳ぐ魚のような動きを演出してくれます。
さっそくキャストする。
流れが落ち着いてモワモワしている少し奥。
そこからスローに巻きつつ、流れが速くなるポイントに来たらルアーが飛び出さない程度にリトリーブ速度を上げて調節。
すると・・・
「ゴツ」とバイト。
魚が居た事とヒットルアーが分かった事がうれしい。
しかしその後・・・、
「ゴツ、ゴツ」と軽いショートバイトや水面を「バコ」っとわる当たりがあり、明らかにハリに触れているバイトが5回ほどあったのに乗らない・・・
シングルフックが原因か?と思いトレブルフックに変更したときには時すでに遅し。
あたりも暗くなってきてバイトが無くなる。
流れが速いところで獲物を捕らえる場合は明るくないと難しいのか?明らか移動した感じ。下流に下ったのか、上ったのか・・・
少し下がったポイントで流れが殆ど無くなるので、そちらでルアーを投げて見るもまったく反応がない。おそらくストラクチャーの影に入たんじゃないかと予想するも、自分の立ち位置がストラクチャーの上なので落とし込みする形だけど、丁度常夜灯が差しているポイントなので魚から丸見えで釣れない。
残念ながらタイムオーバーで納竿。
家に帰る途中で色々考えてみると、シングルフックの向きが悪かったか・・・、竿のティップが柔らかすぎたか・・・とか色々考えて、とりあえずシングルフックの向きを調整。今までルアーのアイ方向に針が向いていたけど、お尻の方向にフックの針を向けることに。
収穫は・・・魚を確認できた事。アプローチが見つかった事。
次回は硬めのロッドでチャレンジしてみます。
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