4月も中旬になるけどハクが少ない!ハク探しに奔走!結果的に静岡の地形と3月の天候に着目しました。【釣り部124】

4月も中旬になるけどハクが少ない!ハク探しに奔走!結果的に静岡の地形と3月の天候に着目しました。【釣り部124】

お久しぶりです。

最近記事をまったく更新していませんで、さぼっているんじゃないか?と思われてしまいそうなので報告書の様なものです。

結構頻繁に調査にいってました。

基本的には・・・

そろそろハクが遡上するだろうと思い、河口を頻繁に調査に行くも・・・

ここんところ週末に大雨が降ったせいでなかな遡上出来ないでいる様な感じ?

まったくハクの姿が見当たらない。

ハクがいれば、主に護岸の際をハクが遡上するのが確認できるんだけど、ほぼ皆無。

ただ、港にハクが居るのは確認出来る。

ハクのサイズが小さい!?

そもそもサイズが小さい。

本来なら、2月頃2~3cmぐらいのハクが、今の時期なら4~6cmぐらいになっててもおかしくないのに・・・

という状況が3月下旬から4月中旬まで・・・

先週あたり、日中に河川をに見に行ったら・・・

ようやく小さなハクの群れが上がっているのを確認。

今年はハクが小さいままで、遊泳力がそこまでないから上がってこれないのでは?

加えて毎週末の降雨で流れも強いから河口に近づけないと予想。

降水量の影響!?

2020年3月の降水量

 2020年3月の降水量の合計は256mm

2021年3月の降水量

 2021年3月の降水量の合計は399mm

約1.5倍近い雨が降っており、さらに4月の中旬までに前年の半分以上の降雨量を記録している事からも、

ハクが成長する期間で降雨が集中していた事が分かります。

2月時点では降雨量も気温も前年度より、少なく高く推移していたようですが、3月の成長期に雨が続いて事もあり、河口へ向かう最中で沖に流されてしまったのか・・・?

河川の流入が少ないエリアのハクは成長している!?

ちなみに場所を言ってしまいますが・・・

先日地頭方港の防潮堤裏の岸壁では5cm以上のハクの群れが護岸に大量に居るのを目撃しました。

あちらは河川の流入が少ないので、比較的ハクの上体も良い感じでした。

御前崎エリア

google mapで見ても分かるように流入河川がほとんどありません。

また清水エリアを見てみると・・・

清水エリア(巴川9

大きな河川は巴川ですが、河口までの距離もありますし、大きな流域が〇のポイントで分岐している為、雨が降っても比較的流速は落ち着くと思われます。山間部から河口までの距離もある為、濁りの影響が河口エリアでは薄くなると思われます。

逆に、焼津河川、吉田、萩間川でのハクはまだ2~3cm前後が表層を泳いでいる状態で・・・

焼津エリア(瀬戸川・朝比奈川)
吉田榛原エリア

焼津エリアでは瀬戸川と朝比奈川が河口付近で合流しております。どちらの河川も山間部からの距離が近い割上に流域が大きい為、雨水で発生した土砂濁りの影響、標高差による流速との影響をW(ダブル)で受ける為、濁りとゴミの影響がモロに出ると思われます。

吉田・榛原エリアも流域の大半が山間部を通っているので、雨量がモロに河川に集中して、一気に流速が上がる事が予想されます。

平地を流れる割合が大きい河川であれば、濁りが入っても魚が居着けると思いますが、流速が上がってしまうと一気に流されてしまうので、短期集中の雨はあまりいい影響ではない気がします。

これは静岡の河川(主に中部エリア)で言える事だと思いますが、山間部と平地で標高差がある割に平地を流れる時間が短いので、流速が結構あって・・・大型河川では生命反応が非常に乏しいですよね。

その割に流域が広いので、河床掘削なんか頻繁に行うので尚更です。

田子の浦あたりは工場地帯を間に挟むので割と護岸が整備されていて流れも緩やかだし、本流は平地を横に流れながら小さな河川が複雑に合流しているポイントはしっかり水門等で整備されているから、そこまで流速も変化がない感じですよね(google mapより)

だから静岡(中部)はサーフや河口に釣行・釣果が集中するんでしょうね。

現況・今後はどんな感じか予想すると・・・

なんとか生き残った個体が河川を遡上している様な、心細い群れ(おそらく20~30匹前後)がチラホラ。

(2~3cmの個体だと主にセイゴやカマスがボイルはしますが、もう少し大きくならないとフッコサイズの個体は居ついてくれないんでしょうね。小さな個体の小さな群れを追うより流されてしまったある程度大きな個体を近海エリアで捕食してるのかな?)

結果的に見える範囲にはあまり居ない感じです・・・

本来でしたら、満潮のマズメに合わせてハクが居ればメバルのボイル。

釣り部77 メバルが釣れやすくなってきました!港はハクだらけ・・・

干潮のタイミングであればシーバスのボイルが見られるのですが、今年はそれも見られず・・・

釣り部78 早春のシーバスマイクロベイトパターン攻略!

釣り部81 シーバスを求めて・・・マイクロベイトの捕食を観察しよう。

釣り部82 「ハク」にボイルするシーバスを探し、焼津の港をめぐる。(人気を避けて)

ただ、完全に居ない分けではないですし、港にはまだまだ小さい個体が確認出来るので、4月20日からGWまで雨も降らないようですし、順調に遡上するタイミングに当たれば釣果が得られるかもしれませんね。

大井川から焼津にかけては沖堤防があるので、そのあたりについているのであれば、大きくなり次第河口へ集まる可能性も。

それにあわせてイワシなんかが接岸してくれれば良いのですが・・・。

って感じです。

とにかく4月19日からGWまでの間で状況が変わりそうなので、日中気温があがって夕方活性が上がることを期待して調査に行ってみたいと思います。

今回は「釣れてません」という近況報告ですね。

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